今日の日経新聞の一面に"株主とは"と題して、呉服卸大手の市田の記事がありました。
私が企業買収・再生を勉強しているとき、"私的整理ガイドライン"と称して、法的に整理するのではなく、私的に企業を再生させることがスタートしました。その第一号がこの市田です。当時の私には、そんなものが上場企業で成功するはずがないと思っていました。
最近ランキングが気になる私です^^;
こんな私に清き一票をよろしくおねがいします!

私が大学一年生の頃です。部の車で交通事故を起こしました。
その翌日、主将が、練習終了後、部員を全員集めました。
「全員集合!このなかで昨日交通事故を起こした奴がいる。前に出ろ。」
私は、みんなの前で、ご迷惑おかけして申し訳ございませんと土下座をして謝りました。すると、主将が、
「一人1万!解散!」
あっけにとられたと同時に、胸が痛く泣きそうになりました。何てかっこいい人なんだろ・・・肩を落として、部室に入っていくと、部員のみんなが何も言わずに一万円ずつカンパしてくれました。何ていい人たちなんだろ・・・厳しい練習を耐え抜いてきてる同士としてまごころでしょうか・・・人はなぜ身銭をきってでも人を助けてくれるのでしょうか?交通事故を起こしたのは全て私の責任です。
日経新聞の記事に目が止まった言葉があります。
"「市田が消えると和装品の伝統もなくなってしまう。」と憂える。運命共同体の一員として助言せずにいられない。"
個人的な見解では、上場企業として再生に成功したとは思えません。まだ途上なのかもしれませんが。
ただ、そんな風に思ってくれる誰かがいるのであれば、企業としては成功しているのかもしれませんね・・・
バーの何が人をひきつけているんでしょうね・・・
何でバーに行くのでしょうか?
様々な種類を提供する店はある中で、なぜバーが人々の心をとらえているのでしょうか?
バーが本当に満たしている欲求とは何なのでしょうか?
家であれば、バーの何分の一で、居酒屋でも格段に安く飲むことができるのに、高い金額を払うこともいとわずにバーに足を運んでくれる理由はなんでしょうか?
前は、バーが提供するお酒の種類、味こそがその答えだと単純に考えていました。
しかし、そのうちに、バーにはとく得の雰囲気があり、それがバーの提供する酒のおいしさ自体に劣らぬ魅力的な何かを発揮しているのではないかと思ってきました。
バーの一見はいりづらそうなドアを開けると、人々は単調な日常から解き放たれ、そこで飲むことにより素の本心が解き放たれます。
その雰囲気を提供しているのは、バーの雰囲気であり、バーテンダーの雰囲気であると思います。
そのお客様にあったカクテルを勧めたり、日々の他愛ものないことを話したり、老若男女会話を楽しみ、酒を楽しむことができます。バーはほんのひと時の安らぎを与えてくれる場所なんだと。
そんなバーであり、そんなバーに立つバーテンダーになりたいですね・・・それが私の店のミッションです。素人が理想論ばっかり言っていますが、お客様のためにやってればおのずと結果がついてくるとかよく聞きますが、世の中で必要とされていれば消えないんですかね・・・あんまり深く考えたことありませんが・・・
"私のバーが消えると、安らぎもなくなってしまう・・・^^;"なんてバーにしたいものです。
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