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齢33歳・・・33年間を振り返って今思うこと
金を儲けたい!
いっぱしに考える年頃になるとそんなことしか考えていなかった。
 新卒で就職活動するときも、学生四季報で、モデル賃金の高い、ボーナス支給の高い会社から資料請求していく。世の中就職氷河期と言われるなかでも、氷河期というのも肌に感じることなく、教授のところにいくと、数十社も羅列された推薦企業一覧の中で、
 「君はどの会社に行きたい?」
と、言われた。
会社四季報で、それらの会社を見てみてもどれも、モデル賃金が低い会社ばかり、
 「ん~どうしよっかなぁ・・・」
氷河期を感じない無知な私は、教授の推薦を蹴り、自分で資料請求をした会社に応募。そんな中でも、順調に面接をクリアしていく。ある会社の面接官には、
 「こんな成績でも卒業できるんですか?」
 「うちには、おたくの大学の卒業生はいないんですよね。」
そんな言葉に腹が立ちこちらからお断り、昔からこの横柄な態度で、今もなお変わっていない。最近は、もっと謙虚にならなきゃなぁと思いながらも、33年間続いたこの性分はそうそう変えられるものではない。
 最終的に、あるスーパーゼネコン一本に絞る。面接もうまくいき、筆記試験も申し分ない。何の疑いもせず、入社合格通知を待つものの、全然こない・・・。

 6月の全日本学生柔道選手権大会、我々4年にとっては最後の大会。4年間の努力を実らせる最後の戦いとなる。残念ながら私は、レギュラーではない。観客席からの応援となる。レギュラーでもない自分が言うのもおこがましいが、今年のチームは例年に比べて、戦力不足だった。ここ何年も全国ベスト8続き、もしかしたらベスト16に転落かと危ぶまれていた。そして、案の定ベスト16に転落。そして、連帯坊主。2年生の時以来の坊主である。「まいったなぁ坊主で就職活動かぁ」今みたいに坊主頭がファッションとしてはやってもいない。履歴書の顔写真、面接官の印象などが気になる。ベスト16に転落した翌日、意を決して、監督に、
 「すいません。就職活動で忙しくなるので、就職が決まるまで、練習休ませてください。」
色々考えていた割には監督もあっさり快諾。ただ、連帯坊主を免れるように就職活動に逃げた感じで、仲間には髪の長いままで、会い辛い。そうは言っても何も言わずに練習を休む訳にいかず、意を決して、その旨を主将に・・・「ふざけんなよ!」と言われる中も、最後には「まぁ頑張れよ。」そして、就職活動へ。
 その後、日時が過ぎ、夏まっさかり、クーラーのない私のアパートは暑くてたまらない。汗びっしょりで、新聞を読む。腕が汗でびっしょりで、新聞も腕にへばりつく。一面に「阪神淡路大震災 ●●建設施工物件 施工に問題」正確な文面は忘れたがそんな記事が目に飛び込んできた。「大丈夫かぁ・・・」相変わらず返事がこず心配になっているところにこの記事、さらに不安になる。気分一新、汗だくになった体をシャワーで流そうと、風呂に、その時
 「ぷるるるるーん」
電話の音が鳴る。なーんか嫌な予感がよぎる。電話がきれないように、体も拭かずに全身真っ裸で受話器をとる。
 「はい、××です。」
 「●●建設 人事部の▲▲と申しますが、××様のお宅でいらっしゃいますでしょうか?」
 「はい、私です。」
 「先日はありがとうございました。お返事遅くなりまして申し訳ございません。」
前置きはいいから、早く結論を言え!あせる気持ちをこらえ、聞きつづけると
 「えぇ面接もはきはきと答えられ、筆記試験も申し分なかったのですが・・・申し訳ございませんが、今回はご縁がなかったということで・・・」
がーん!嫌な予感的中。
 「何でですか?面接も筆記試験もいいのに」
 「すいません。選考の結果・・・」
これ以上何を言っても仕方がない。
 「わかりました。」
体も拭かずに、真っ裸でベッドに大の字・・・「どうするべかぁ・・・」まぁ色々考えてもしょうがない。教授のところに足を運んだ。
 「あっそう。でも大丈夫まだ、推薦企業残っているから。」
 理系ってのはこんなに人気があるのかぁ。後で聞いた話だが、大学院試験が不合格で、その後でも就職活動は間に合うらしい。その中で落ちた俺は・・・まぁそんなこと考えてもしょうがない。今回の教授の推薦企業は、学生四季報を見ても、モデル賃金もまずまず、8月になっての0からのスタートなのに、相変わらず「金金金!」決めるポイントはそこしかない。まぁ推薦企業だけはあって難なく合格。その中で、あるアルミサッシ最大手の会社に決めた。

 就職しても、相変わらず「この会社に居ても金儲からねぇなぁ」と横柄な私はコロコロ会社を変えていく。

 そして、月日がたち、現在33歳。最近サラリーマン人生につくづく限界を感じる。
 「一発勝負したるか!」
 金を儲けたい!かっこよく人生を生きたい!
 そんなことしか考えていない私は、そろそろ1国1城の主になろうかと思い始める。
 「どんな城?」
 「ん~バー経営。」
 「何でバー?」
 「ん~かっこいいから。」
 相変わらずノープラン。33年間生きてきて自分を少しずつわかってきたが、私は、0を1にする創造的な能力に長けていない。1を100にするような能力には比較的長けていると思う。そんな自分には、どんな理由でもいいから、強制的にやることを決めてしまうしかないと思う今日この頃。
 いっちょやったるか!
でも、33年間生きてきてわかったことがもう一つある。諦めが早い・・・ん~大丈夫かな・・・
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[2006/11/06 23:26 ] | 未分類 | コメント(2) | トラックバック(0)
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コメント
みちゃいました^^

僕より10歳↓ですよ。
柔道家でしたか・・・。
僕はカラテマンです。

気持ちは「おりゃ~ぁ!!」でいきましょ^^
なんだか、同じ香りがすると思ったら

あはは
[2007/03/01 17:56]| URL | jack #TCGJwUDY [ 編集 ]
今年で齢34になります。
今までの人生も楽しかったけど
これからもっと楽しくしたいなぁ~

これからも宜しくお願いしますね!
いつか・・・
一緒に酒のめると
楽しいんでしょうね^^

やー!
(ダチョウ倶楽部ではありません!)
[2007/03/01 20:54]| URL | バーマスター #- [ 編集 ]
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