さて、先日行けなかった串揚げを食いに行ってきました。

　今日はいつもと違う板前さんでした。

　何だか、いつもより衣が厚い気がしてたのですが、

　普通に美味しく食べていました。

　そこで、

　「子持ち昆布ください。」

　他のと同様に、衣が若干厚めで、半生のような気がした。

　で、

　「ちょっと半生っぽいんですけど？」

　「いや、子持ち昆布はこんなもんです。」

　「そうじゃなくて、衣が・・・」

　と、言いかけたところ、妻が、さえぎる様に

　「もういい。」

　と、目で訴えている。

　妻もそのサービスには若干ご立腹だったようで、

　帰り道に、そのサービスについての話になった。

　「子持ち昆布を頼んだときに、

　　常連さんなんだと気づかないといけない。」

　「子持ち昆布が好きで、いつも頼んでるんだ。

　　と、思わないといけない。」

　「その常連がいつもと違うと言っているんだから、

　　その言葉に耳を傾けなきゃいけない。」

　全くその通りだと思った。

　接客した瞬間から、その人は個人を超えて、

　店の看板を背負って、お客様と接している。

　いつも同じものを提供する技術は難しいと思うけれども、

　お客様と接した瞬間それは、絶対条件になると思う。

　体調が悪かったり、気分が乗らないときでも、

　いつものサービスを提供しないと、

　接客してはいけないんじゃないかな。

　生意気なことを言うようですが、

　客として、そう思います。

　反面教師として注意したい点です。